ロールスクリーンを検討するとき「本当に遮光できる?」「光漏れは大丈夫?」と気になる人も多いのではないでしょうか。カーテンとは構造が違うため、暗さや使い心地が気になりますよね。
そこで本記事では、ロールスクリーンの遮光の仕組みや光漏れの原因、寝室で使う場合のポイント、選び方までわかりやすく解説します。
ロールスクリーンは遮光できる?

遮光生地を使用したロールスクリーンであれば十分に遮光可能です。ただしカーテンとは構造が異なるため、生地だけでなく設置方法やサイズによって室内の暗さは変わります。そのため、まずは遮光ロールスクリーンの基本的な仕組みから解説します。
遮光ロールスクリーンとは
遮光ロールスクリーンとは、光を通しにくい生地を使用したロールスクリーンのことです。一般的なロールスクリーンには採光タイプや調光タイプなどがありますが、遮光タイプは生地自体が光を通しにくい構造です。
多くの場合、生地の裏側に遮光コーティングが施されていたり、複数の素材を重ねた構造になっていたりします。そのため直射日光を大きく抑えることができ、寝室や日差しが強い部屋などでよく使用されています。
完全遮光は可能なのか
遮光ロールスクリーンは光を通しにくい生地を使用していますが、設置条件によって室内の暗さは変わります。
ロールスクリーンは一枚の生地を上下に巻き取る構造のため、窓枠との間にわずかな隙間が生まれることがあります。この隙間から光が入る場合があるため、完全な暗さを求める場合はサイズや設置方法の工夫が大切です。
特に、窓のサイズに合わせて作る「オーダーメイド」であれば、窓枠ぴったりのサイズにできるため、既成サイズに比べて光漏れを抑えやすくなります。
ロールスクリーンの遮光の仕組み

ロールスクリーンがどの程度光を遮るかは、主に遮光等級と生地の構造によって決まります。ここを理解しておくと、購入時に遮光性能を判断しやすくなります。
遮光等級
遮光ロールスクリーンには遮光等級という基準があります。これは生地がどの程度光を通さないかを示す目安です。
一般的には次のように分類されます。
- 遮光1級(99.99%以上):光をほとんど通さない。人の顔の表情が識別できないレベル。
- 遮光2級(99.80%〜99.99未満):少し明るさを感じる。
- 遮光3級:やや明るさを感じる
寝室など暗さを重視する場合は、遮光1級の生地を選ぶことが多いです。一方でリビングなどでは、完全に暗くする必要がないため遮光2級や3級が選ばれることもあります。
遮光1級ロールスクリーンとは
遮光1級ロールスクリーンとは、遮光率99.99%以上とされる非常に高い遮光性能を持つ生地を使用したロールスクリーンのことです。寝室やシアタールームなど、室内をできるだけ暗くしたい場合によく選ばれます。
ただしロールスクリーンは構造上、窓枠との間に隙間ができることがあるため、生地が遮光1級でも完全な暗さにならない場合もあります。そのため遮光性能だけでなく、サイズや設置方法も重要です。
なお、ロールスクリーンでは「遮光100%」や「完全遮光」といった表現が使われることもあります。これは生地が光を通さないことを示すメーカー表記で、遮光1級と同じように高い遮光性能を持つ生地として扱われることが多いです。
生地の種類
遮光ロールスクリーンの暗さは、どのような生地が使われているかによっても変わってきます。主に、以下のようなタイプがあります。
- 裏面コーティングタイプ
- 多層構造タイプ
- 厚手織物タイプ
<裏面コーティングタイプ>
生地の裏側に光を通しにくいコーティングを施したものです。日差しを反射しやすく、遮光性を高めやすい特徴があります。
<多層構造タイプ>
複数の素材を重ねて作られた生地で、光を通しにくい構造です。遮光性が高く、寝室のように暗さを特に重視する部屋におすすめです。
<厚手織物タイプ>
生地自体を厚くし、織り目を細かくすることで光を通しにくくしたタイプです。自然な布の質感が特徴で、インテリアになじみやすいのがメリット。
特に遮光性能が高いロールスクリーンは、多層構造や裏面コーティングが施された生地が使われていることが多いです。
なお、遮光の強さは、生地の種類だけではなく「遮光等級(遮光1級など)」によっても判断できます。
ロールスクリーンの光漏れ問題

遮光ロールスクリーンを検討する人が最も気にするのが光漏れです。生地自体は遮光でも、構造上の隙間から光が入る場合があります。
光漏れが起きる理由
ロールスクリーンはカーテンのように窓全体を包み込む構造ではないため、次の部分から光が入ることがあります。
- 左右の隙間
- スクリーン下部
- 窓枠との距離
特に窓枠の内側に設置する場合は、左右に隙間ができやすくなります。
光漏れを防ぐ方法
光漏れを抑えるためには、次のような方法があります。
- 窓より少し大きめのサイズを選ぶ
- 正面付けで設置する
- サイドレール付きタイプを選ぶ
- 窓サイズに合わせたオーダーメイドを選ぶ
サイドレール付きのロールスクリーンは、スクリーンの左右をガイドレールで固定する構造になっているため、隙間からの光漏れを抑えやすくなります。
また、既製サイズでは窓との間に隙間ができることがありますが、オーダーメイドの場合は窓サイズに合わせて作るため、光漏れが抑えやすいです。
ロールスクリーンの光漏れは、サイズや設置方法によって大きく変わります。
ロールスクリーンで後悔しやすいポイントについては▶「ロールスクリーンで後悔する理由」の記事でも詳しく解説しています。
遮光ロールスクリーンのメリット・デメリット

遮光ロールスクリーンは、見た目のすっきり感と遮光性能を両立できる便利な窓周りアイテムです。ただし構造上の特徴もあるため、メリットと注意点の両方を理解しておくことが大切です。
メリット
遮光ロールスクリーンには、主に以下の4つのようなメリットがあります。
- 窓周りがすっきり
- 家具の配置に影響しにくい
- 室内温度の上昇を抑える
- 操作方法を用途に合わせて選べる
遮光ロールスクリーンのメリットは、窓周りをすっきり見せられることです。カーテンのようなヒダがないため、部屋をシンプルに見せることができます。
また、ロールスクリーンは生地を上に巻き上げる構造のため、窓周りがコンパクトにまとまり家具の配置にも影響しにくいのもメリットのひとつです。
さらに遮光生地を選ぶことで、直射日光や西日を抑え、室内のまぶしさを軽減できます。日差しを遮ることで、夏場の室内温度の上昇を抑えやすくします。
操作方法も、チェーン式や電動タイプなど、用途に合わせて選べる点もポイントです。
デメリット
遮光ロールスクリーンには、以下のような主な注意点もあります。
- 既製品だと窓枠との間に隙間ができやすい
- サイズ・設置方法の考慮が必要
ロールスクリーンは構造上、窓枠との間に隙間ができやすく、光漏れが起きることがあります。またサイズが合わないと遮光性能が十分に発揮されないこともあります。
そのため遮光を重視する場合は、生地だけでなくサイズや設置方法も考慮することが重要です。例えば、窓枠の外側に取り付ける「正面付け」にすると、窓を覆いやすく光漏れを抑えやすくなります。
寝室に遮光ロールスクリーンはおすすめ?

遮光ロールスクリーンは寝室にもおすすめできます。遮光生地を選ぶことで、朝日の眩しさも抑え、落ち着いた睡眠環境を作りやすくなります。
寝室で使うメリット
遮光ロールスクリーンを寝室で使用すると、朝日によるまぶしさを抑えることができます。遮光1級など光を通しにくい生地を選べば、落ち着いた暗さの環境を作りやすくなるでしょう。
またカーテンに比べて見た目がすっきりしているため、寝室のインテリアをシンプルに保つことができます。
寝室で使うときの注意点
寝室で使用する場合は、光漏れ対策が重要です。ロールスクリーンは構造上、窓枠との間に隙間ができることがあるため、寝室では光漏れの対策を意識して選ぶことがポイントとなります。
そのため、窓より少し大きめのサイズを選んだり、設置方法を工夫したりすることで、遮光性を高められるでしょう。特に暗さを重視する場合は、窓サイズに合わせたロールスクリーンを選ぶと光漏れを抑えやすくなります。
カーテンとロールスクリーンの遮光比較

遮光性能という点では、カーテンとロールスクリーンには、主に以下のような構造の違いがあります。
| 項目 | カーテン | ロールスクリーン |
|---|---|---|
| 遮光性 | 高い | やや光漏れがある |
| 見た目 | ボリューム感がある | すっきりした印象 |
| 操作方法 | 横に開閉 | 上下に操作 |
| 向いている部屋 | 寝室など暗さ重視 | リビングなど見た目重視 |
カーテンは布が重なり窓全体を覆う構造のため、隙間が少なく暗くしやすい傾向です。特に遮光カーテンは、寝室などしっかり暗くしたい部屋でよく使用されます。
一方でロールスクリーンは、生地を上下に巻き取る構造のため、窓枠との間に隙間ができることもあり、そこから光が入ってしまいます。ただし、遮光生地を選び、サイズや設置方法の工夫によって光漏れを抑えられるでしょう。
そのため、以下のような選び方もできます。
- 遮光性を優先→カーテン
- 見た目のすっきり感や操作性を優先→ロールスクリーン
また、カーテンとロールスクリーンの違いについては▶「カーテンとロールスクリーンの違い」の記事でも詳しく解説しています。
遮光ロールスクリーンはこんな人におすすめ

遮光ロールスクリーンは、日差しを抑えながら窓周りをすっきりしたい人におすすめです。部屋の使い方や目的によって、以下のようなケースで特に使いやすいアイテムです。
寝室で暗くしたい人
朝日が差し込むと目が覚めやすい人や寝室をできるだけ暗くしたい人には、遮光ロールスクリーンが向いています。遮光性能の高い生地やサイズ、設置方法を考慮することで、落ち着いた睡眠環境を整えやすくなるでしょう。
窓まわりをすっきりさせたい人
部屋をシンプルな雰囲気にしたい人や、家具とのバランスを整えたい人にとっては、窓周りをコンパクトにまとめられるロールスクリーンはおすすめです。
電動ロールスクリーンを検討している人
窓が高い位置にある場合や、毎日開閉するのが面倒に感じるのであれば、電動ロールスクリーンはおすすめです。リモコンやスマホで操作できれば、離れた場所や外出先からでも開閉できるようになります。
遮光ロールスクリーンの選び方

遮光ロールスクリーンを選ぶ際は遮光性能だけではなく、設置する部屋や窓のサイズ、操作方法などの確認が大切です。
用途に合わせて以下のようなポイントを確認すると、失敗しにくくなります。
遮光等級で選ぶ
遮光ロールスクリーンは、生地の遮光性能によって「遮光等級」が分けられています。寝室など暗さを重視する場合は遮光1級を選ぶと安心です。
リビングでは、完全に暗くするよりも適度な自然光を取り入れたい人も多いですよね。そのため、遮光2級や3級でも十分な場合があります。
生地で選ぶ
遮光性能だけでなく、生地の質感やデザインも重要です。
例えば、落ち着いた色の生地を選ぶと部屋全体がシンプルで大人っぽい雰囲気になります。明るい色やナチュラルな素材感の生地を選ぶと、部屋を柔らかく温かみのある印象にすることもできます。
このように生地の色や質感によって、部屋の印象が大きく変わるため、家具や壁の色とのバランスを考えて選ぶのもおすすめです。
窓サイズで選ぶ
遮光性を高めるためには、窓サイズに合ったロールスクリーンを選ぶことが大切です。既成サイズは、窓のサイズから少し外れてしまうケースも少なくないため、隙間から光漏れが起きやすくなります。
特に寝室では窓より少し大きめのサイズを選ぶか、窓サイズに合わせて作れるオーダーメイドのロールスクリーンを選ぶと光漏れを抑えやすくなります。
操作方法で選ぶ(電動・チェーン)
ロールスクリーンの操作方法には、主にチェーン操作と電動操作があります。
チェーン式は一般的なタイプで、価格を抑えながら操作も簡単にできるのが特徴です。一方、窓が高い位置にある場合や、開閉を頻繁に行う場合は、リモコンやスマホで操作できる電動ロールスクリーンがおすすめです。
用途別おすすめ遮光ロールスクリーン

遮光ロールスクリーンは、遮光性能や設置する部屋によって適したタイプが異なります。ここでは用途別におすすめの遮光ロールスクリーンのタイプを紹介します。
完全遮光ロールスクリーン(遮光1級)
遮光1級のロールスクリーンは、光をほとんど通さないため寝室やシアタールームなど暗さを重視する部屋に向いています。朝日をできるだけ抑えたい場合や、外の明るさに影響されにくくしたい場合におすすめです。
電動遮光ロールスクリーン
電動ロールスクリーンはリモコンやスマートフォンで操作できるため、窓の開閉を簡単に行うことができます。スマートホームと連携すれば、時間や日差しに合わせて自動で開閉することも可能です。
遮光ロールスクリーンは設置する部屋や使い方によって適したタイプが違ってきます。部屋の用途にあったタイプを選ぶことで、より快適に使用できます。
用途別おすすめの遮光ロールスクリーンは、以下です。さまざまなタイプがあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

標準ロールスクリーン
調光ロールスクリーン
織然シェード
ローマンシェード
よくある質問(FAQ)

ロールスクリーンは完全に遮光できますか?
遮光ロールスクリーンは光をほとんど通さない生地を使用しているため、室内の明るさを大きく抑えることができます。ただしロールスクリーンは構造上、窓枠との間に隙間ができることがあり、その部分から光が入る場合があります。
より高い遮光性を求める場合は、遮光1級など遮光性能の高い生地を選ぶことに加え、窓サイズに合わせたロールスクリーンを選ぶことが大切です。特にオーダーメイドの場合はサイズを細かく調整できるため、隙間を抑えやすくなります。
ロールスクリーンは寝室でも使えますか?
遮光ロールスクリーンは寝室でもよく使われています。遮光1級など光を通しにくい生地を選ぶことで、朝日によるまぶしさを抑え、落ち着いた睡眠環境を作ることができます。
光漏れを抑えるためには、窓サイズに合ったロールスクリーンを選ぶことも重要です。
ロールスクリーンと遮光カーテンはどちらが暗くなりますか?
一般的には遮光カーテンの方が隙間が少ないため、より暗くなりやすい傾向があります。
ただし遮光ロールスクリーンでも、遮光性能の高い生地と適切なサイズを選ぶことで、寝室でも使える十分な遮光環境を作ることができます。
ロールスクリーンは既製品とオーダーメイドどちらが良いですか?
既製品のロールスクリーンは価格が比較的手頃で、すぐに設置できる点がメリットです。ただし窓サイズに合わない場合、左右の隙間が大きくなり光漏れが起きやすくなることがあります。
一方、オーダーメイドのロールスクリーンは窓のサイズに合わせて作るため、隙間を抑えやすく遮光性を高めやすいのが特徴です。特に寝室など暗さを重視する場合は、窓サイズに合わせたロールスクリーンを選ぶと快適に使えます。
遮光ロールスクリーンは光漏れ対策と操作性で選ぼう
遮光ロールスクリーンは、遮光生地を選ぶことで日差しをしっかり抑えることができます。ただしロールスクリーンは構造上、窓との隙間から光が入る場合があるため、サイズや設置方法を考えて選ぶことが大切です。
特に寝室など暗さを重視する場合は、遮光1級などの生地と窓サイズに合ったロールスクリーンを選ぶことで、快適な環境を作ることができます。
用途や設置場所に合わせてロールスクリーンを選ぶことで、日差し対策だけではなく、部屋の使いやすさやインテリア性も高められます。ぜひ、自分の部屋にあった遮光ロールスクリーンを選んで、快適な空間にしましょう。