セサミの疑問に答えるシリーズ、今回はセサミと wifi接続の関係についてです。

なぜ wifi接続のアイコン?

セサミアプリでセサミを並べて見てみると、bluetooth接続のアイコンのみならず、wifi接続のアイコンが表示されています。

セサミシリーズはアプリやセサミ機器同士の通信に bluetoothを使っているため、wifiは必要ないはず。なぜ wifiのアイコンがあるのでしょう?

実は「wifi接続を使うオプションもあるから」なのです。と言っても、bluetoothの代わりに wifiを使う、ということではありません。Wifiは別の用途に使います。

Hub3

セサミシリーズには「hub3」という製品があります。これはいわゆる「スマートホームハブ」という種類の製品なのですが、この hub3が各セサミ機器を wifiに繋いでくれます。

肝心の「wifiに繋ぐとどんなメリットが?」ということについてですが、まず、インターネットを経由して外出先から各セサミの状況を確認したり、操作したりできるようになります。これで「鍵閉めたっけ?」という不安を解消可能。

また、Google Nestや Amazon Alexaのような他社製品からセサミシリーズを操作できるようになります。他社のドアセンサなどと連携して自動化が組めるので、できることの幅が広がります。

Hub3を使った自動化については以下の記事でも取り扱っていますので、ご参照ください。

Bluetoothと wifiの違い

Bluetooth、wifiなどの通信方式とセサミシリーズの関係についてもう少し掘り下げてみましょう。

Hub3のように「wifiと bluetoothを橋渡しする製品」が必要となる理由は「多くの製品で wifiが使われているから」です。現在、インターネットに繋ぐためには「wifiルーター」に「wifi接続」するのが最も手っ取り早い方法になっています。

ただ、そうなってくると別の疑問も湧いてくるかもしれません。「セサミシリーズも最初から全部 wifi通信にすればいいじゃん」と。

これがそうもいかないのは、それぞれの通信方式の得意なことが異なるため。

スマホを wifiに繋いで youtubeを観れることから分かる通り、wifiは比較的大きな容量のデータを高速にやり取りできる通信方式です。しかしそれ故に消費電力が大きく、センサやオートロックのようなスマートホーム機器で wifiを使ってしまうと、すぐに電池が切れてしまいます。

他方、bluetoothはイヤフォンやキーボードなどの機器を無線接続するために生まれた通信方式であり、データの送受信容量こそ少ないですが、消費電力を少なく抑えられます。

それぞれの通信方式の利点を生かしつつ、その間のコミュニケーションを円滑に進めるため、hub3のような製品が必要となるわけです。

Matter

Hub3のもう一つの役割は Matterというスマートホームの共通規格との橋渡しで、これは通信方式とはまた別の話になってきます。

5年ほど前のスマートホーム業界には共通のルールが存在せず、各社ともにバラバラのルールを敷いて覇権争いをしていました。それ故にスマートホームの普及が遅れたという話もあります。

そこに現れたのが Matterです。これは各社が協力するための共通ルールで、Matterに準拠している製品同士は他社製品であっても連携できるようになります。

Hub3はセサミシリーズと他社の Matter対応製品の橋渡しをするわけですが、他社製品との連携を考えていない方にとっては無用な機能。そこで、オプションとして hub3を購入するかどうかを選べるようになっているわけです。