天気予報を確認せずに外出し、外出先で雨に降られてしまった。そんな失敗を防ぐため、視覚的に雨を通知する方法について紹介します。
一人暮らしと天気予報
子どもの頃は、朝ご飯を食べながらテレビで 7時のニュースを見、その日の天気を確認していました。寝ぼけてテレビをちゃんと見ていなかった雨の日にも、家族が傘を持つよう教えてくれていたような。
改めて思い返してみれば、自分から天気の情報を取りに行こうとしなくても、受動的に天気を知るシステムが構築されていたわけで、そういう意味でテレビや家族というものは偉大だなと痛感するところです。
現在の筆者は一人暮らしで自宅にテレビを置いていないため、朝起きてから家を出るまでに天気の情報が入ってきません。外に出てから雨が降っていることに気付いたり、外出先で降られることも多々あります。そのため折り畳み傘を常に携帯するようになりました。
情報端末としての携帯電話の進歩は凄まじく、これを使えば 5秒とかからず天気を知ることはできるわけですが、これは能動的な情報の取得になります。自分から天気を知ろうとしなければ機能しない、つまり、天気のことを忘れていたらどうしようもないわけです。
受動的な天気情報の取得
起床してから家を出るまで脳の活動が疎かである筆者のような人間のため、受動的に天気を通知してくれる自動化があるといいな、と思いました。天気予報を見ようとしなくても視界に今日の天気が入ってくるような、、、。
壁にかけてあるポスターや写真が雨の日には別の画像に切り替わるとしたらいかがでしょう。一目で雨が降るのだと分かりますし、能動的に天気の情報を取りに行く必要もありません。
そんな機能を SMARTWIZ+artであれば実現できます。
SMARTWIZ+art
SMARTWIZ+art 7.3インチ デジタルアートフレーム E Ink Spectra 6 Matter対応 スマートハブ機能 長時間駆動 コードレス 写真 USB-C対応 iOS Android アプリ対応
SMARTWIZ+artはデジタルアートフレーム(デジタル画像を飾れる額縁)です。反射型ディスプレイを使っているため、自ら発光せず、画像を表示し続けている間は電力を消費しないところが特徴的。
さらに、スマートホームの工業規格 matterに対応しており、同じく matter対応している Google Homeや Apple Homekitのコントローラデバイスで自動化を設定・制御できます。
つまり、「雨が降りそう」という情報をコントローラ側が受け取ると、自動で SMARTWIZ+artの画面を切り替えることができるのです。
Aqara Homeを使った自動化設定
ここからは具体的に「雨が降りそうなときに画面を切り替える自動化」の設定方法を紹介します。
使用するのは Aqaraエコシステム。これを使う理由は「天気の変化をトリガーとした自動化」を設定できるのが Aqaraだけだったためです。Google Homeのスクリプトエディタや SmartThings(Samsung)を使えば同様の設定ができるのかもしれませんが、筆者はコードを書けません。学生時代に FORTRANで遊んで以来、10年ほどご無沙汰です。
大前提として、SMARTWIZ+artと Aqaraのコントローラデバイスが必要であることをご承知ください。
Matterによる接続
まず最初に、matterを介して Aqara hub と SMARTWIZ+artを接続します。
SMARTWIZ+artの専用アプリを開いていただき、ホーム画面右上の⊕アイコンから matterの設定を始めましょう。
- 「Matterを使用していますか?」→「はい」にチェック
- アプリの指示通り、art本体のサイドボタンを長押しで画面にQRコードを表示させる
- Aqara Homeアプリを開いて、ホーム画面右上「+」アイコン→「デバイスを追加」を選択
- 「QRコードをスキャン」で art本体画面に表示される QRコードを読み込む
QRコードをうまく読み込めれば artの画面が自動で切り替わり、ランプの色も元に戻ります。これで artとAqara hubの連携が完了しました。
SMARTWIZ+artの画面切り替え設定
次に、雨が降るときに、SMARTWIZ+artをどんな画面に切り替えるかを設定するのですが、その前に、SMARTWIZ+artの matter的な側面を説明しておきましょう。
Matterという規格の中で SMARTWIZ+artは「照明」というデバイスタイプに分類されます。「照明」は on または off の 2つの状態を取ることができ、それを切り替えられるデバイスです。
SMARTWIZ+artの matter設定では「on状態になったときにどんな画面を表示するか」と、「off状態になったときにどんな画面を表示するか」を設定します。Matterの通信によって画面が on または off の状態になると、事前に設定した画面に切り替わるというわけです。実機のサイドボタンを押すと on または off の状態が解除され、通常画面に戻ります。
話は戻りまして、この SMARTWIZ+art側の設定ですが、art専用アプリのホーム画面で最上部にあるディスプレイのアイコンをタップして設定を始めます。この中の「Matter設定」のところをタップしてください。
あとは「オン」時と「オフ」時それぞれに好きな画像を設定してください。
テキストを選んで、メッセージを表示させることもできます。



Aqara Homeの自動化設定
最後に、Aqara Homeアプリを使って自動化を設定します。
- 自動化タブ右上の「+」アイコンをタップ
- 開始条件として「時間」→「指定時刻」にチェックを入れ、「時間」の欄に普段起床する時刻を入力→右上の「完了」をタップ
- 任意条件として「屋外天気(Lab)」→「このあと、雨が降り始める」→「次の 3時間」→地域の設定として「Japan」から自身が居住している市を選択
- 動作として「デバイス」→「SMARTWIZ+art」→「オン/オフ」を選択
- 自動化を保存
これですべての設定が完了しました。時間になれば、雨の予定のときには画面が勝手に切り替わり、雨をお知らせしてくれます。
惜しいところ
この自動化の惜しい(というかまあまあ致命的な)ところは、「3時間以内の雨」しか検知できないところです。これから外出する際、目的地に着くまでの間、雨に降られないようにすることはできますが、帰宅する時間まで雨が降らないことを保証するものではありません。
これは Aqaraの自動化設定が「3時間以内」に制限されているためです。恐らくカーテンや窓の開け閉めを想定した時間設定であり、上記のような使い方を想定していないためなのでしょう。
天気で on/offできる設定は大変有難いので、それだけでも Aqaraには感謝なのですが、ここで意見を具申することでアップデートが入らないかな、と期待を込めつつ敢えて書いてみました。どうぞよろしくお願いします。
