「スマートホームって難しそう」「何から始めたらいいの?」そう思って、なかなか一歩を踏み出せないでいませんか?
実は、スマートホーム化は誰でも簡単に始められます。
この記事では、賃貸住宅でスマートホームに暮らす筆者が、スマートホーム化した具体的な手順や費用をわかりやすく解説します。
読み終える頃には、「スマートホームはお金がかかって難しい」というイメージが変わるはずです。
スマートホーム化で最初に揃えるべきもの
| 用途 | 費用目安 | 導入しやすさ | 初期導入のおすすめ度 | 注意点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| スマートスピーカー | 音声で家電操作、情報検索、音楽再生など。 | 5,000円~4万円 | とても簡単 | ★★★★★ | 単体では、家電を操作できない。 |
| ハブ | デバイスの連携、異なる通信規格の橋渡し。 | 3,000円~2万円 | 少し難しい | ★★☆☆☆ | 特定のメーカーに依存する。不要な場合もある。 |
| スマートプラグ | コンセント家電(扇風機、電気ケトルなど)のON/OFFをスマホや声で操作、タイマー設定。 | 2,000円~5,000円 | 簡単 | ★★★☆☆ | 電源が落ちると困る家電には不向き。 |
| スマート照明 | 照明のON/OFF、調光・調色をスマホや声で操作、自動化。 | 3,000円~1万円 | 簡単 | ★★★★☆ | 電球交換が必要な場合あり。 |
| スマートリモコン | 既存家電(エアコン、テレビなど)をスマホや声で操作、外出先からの操作、自動化する。 | 3,000円~1万円 | 簡単 | ★★★☆☆ | 赤外線リモコン付き家電のみ対応。 |
そもそもスマートホームとは?

スマートホームとは、スマホや声で家電を操作できる住まいのことです。AIスピーカーやIoT家電を、インターネットで連携することで成り立ちます。
スマートホームでは、エアコンを自動でコントロールしたり、外出先から家電を操作したりできます。
使うほどに暮らしに馴染み、セキュリティ強化や家事の手間削減など、快適な生活になっていきます。
スマートホーム化で最初に揃えるべきもの

スマートホーム化は、一見難しそうに思えますが、適切なアイテムさえ選べばとても簡単です。
ここでは、初心者の方が確実にスマートホームを始められるよう、揃えるべきアイテムを厳選して解説します。
1. スマートスピーカー | Alexa(アレクサ)
スマートホーム化の第一歩として、スマートスピーカーは欠かせません。スマートスピーカーは音声で家電を操作したり、対話したりできる、AI搭載のスピーカーです。
スマートホームでは司令塔として機能し、あなたの音声指示を家電に届けてくれます。
ただしスマートスピーカー単体では、家電を操作することができない点には注意が必要で、スマートリモコンなどのスマートデバイスと組み合わせることで、初めて家電を操作できるようになります。
スマートスピーカーは必需品ですが、それだけではスマートホームは完成しない、と覚えておきましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
スマートスピーカーの活用法vol.1:音楽やショッピングなど基本的な使い方
スマートスピーカーの活用法vol.2:おすすめのデバイスとスマートホーム化について

Echo Dot (エコードット) 第5世代 – Alexa、センサー搭載、鮮やかなサウンド|グレーシャーホワイト
2. ハブ | Matter hub
異なる通信規格(例:Wi-Fi、Bluetooth、Zigbeeなど)を持つ複数のスマートデバイスを連携させるには、ハブが必要です。
例えばIKEA製品やSwitchBot製品など、同じメーカーのデバイスをたくさん使う場合に、導入を検討すると良いでしょう。
初心者の方で、少数のデバイスから始める場合は、必ずしも必須ではありません。
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Matter + ZigBee両対応。これ1台でスマートホームの中心に
3. スマートプラグ | Tapo P110M
スマートプラグは、コンセントに挿し込むだけで、接続した家電をスマート化できるシンプルなデバイスです。
電源のオン/オフをスマートフォンアプリや音声で操作できるようになります。
タイマー設定も可能なため、決まった時間に照明を点けたり、扇風機を回したりといった使い方ができます。
手軽に特定の家電をスマート化したい場合にぴったりです。
詳しくはこちらの記事でレビューしています。
【レビュー】スマートプラグ「Tapo P110M」を初期設定し、アレクサや除湿機を接続しました

TP-Link Tapo Matter 対応 スマートプラグ プラグミニ スマートコンセント 電力モニタリング コンセント 節電·省エネ スケジュール 電源タイマー 直差し 遠隔操作 音声コントロール かんたん設定【Amazon Alexa, Apple Siri, Google Assistant 対応】Tapo P110M(1-pack)(JP)/A
4. スマート照明 | Tapo L510E/A
電球や照明器具そのものをスマート化するものです。
スマートフォンアプリや音声で、照明のオン/オフ、明るさの調整や光の色を変更できます。
時間帯によって色温度を変えたり、外出先から照明を操作して防犯対策に利用したりすることも可能です。
取り付けは電球を交換するだけの手軽なものから、工事が必要なタイプまでさまざまです。

TP-Link LED電球 Tapo スマート LED ランプ 調光タイプ 電球色 E26 800lm Echo シリーズ/Google ホーム 対応 追加機器不要 3年保証 Tapo L510E/A
5. スマートリモコン | Nature Remo mini2
スマートリモコンは、今使っている赤外線リモコン付き家電(エアコン、テレビ、照明、扇風機など)を、そのままスマート化できるのが大きな魅力です。
本体に家電を登録することで、スマートフォンアプリからの操作や、スマートスピーカーを介した音声操作ができるようになります。
外出先からの遠隔操作や、温度センサーと連携したエアコンの自動オン/オフなど、手軽に生活を便利にする製品です。
詳しくはこちらの記事でレビューしています。
Nature Remo mini 2を正直レビュー | スマートリモコンで何ができる?初期設定は簡単?

Nature Remo mini 2 ネイチャーリモ スマートリモコン 温度センサー搭載 お子様やペットの室温管理に アレクサ/Google Home/Siri対応 Remo-2W2
スマートホーム化の費用総額

スマートホーム化にかかる費用は、どこまで自動化したいか、どの程度の数の家電をスマート化したいかによって大きく変わります。
今回、スマートホーム化するにあたってかかった費用は以下の通りです。
内訳
| 分類 | 製品名 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| スマートスピーカー | Echo Dot (エコードット) 第5世代 – Alexa | 7,480円 |
| ハブ | Matter hub | 8,160円 |
| スマートプラグ | Tapo P110M | 1,600円 |
| スマート照明 | Tapo L510E/A | 1,200円 |
| スマートリモコン | Nature Remo mini2 | 6,480円 |
スマートホーム化にかかった合計費用は、22,220円でした(2025年8月現在)。
実は今回選んだ製品は、すべてアレクサと直接連携できるため、ハブを用意しなくても問題ありません。
筆者は今後moesの製品を使う予定なので購入しました。
ただ、スマートホーム化を本格的に進めるなら、どこかでハブが必要になります。今回の合計費用は、その点も含めた現実的な目安として参考にしてください。
まずはスマートスピーカーを用意し、手軽で効果を実感しやすいスマート照明や、スマートリモコンを組み合わせるのがおすすめです。
スマートホームに慣れてきたら、少しずつ導入するデバイスを増やしていきましょう。
スマートホーム化の注意点

スマートホーム初心者の方がつまずきやすいポイントをまとめました。事前にしっかり確認し、賢く製品を選びましょう。
- Wi-Fi環境を整える
- 通信規格を確認する(matter規格がおすすめ)
- ハブがないと繋がらないことがある(使いたい製品のメーカーに合わせる)
Wi-Fi環境を整える
スマートホーム化の大前提として、Wi-Fiが必要です。スマートデバイスはすべてWi-Fiにつなげて使用するからです。
デバイスを安定して動作させるために、良好なWi-Fi環境を用意しましょう。
通信規格を確認する
スマートホーム機器は、それぞれ異なる通信規格(Wi-Fi、Bluetooth、Zigbeeなど)を使っていて、規格が異なるとデバイス同士は接続できません。
それを防ぐには、スマートデバイスの共通規格であるmatter規格に対応した製品を選ぶのがおすすめです。matter対応以外で使用したいデバイスがある場合、そのメーカーが出しているハブを用意しましょう。
ハブの必要性を理解する

多くのスマートホーム製品は、ハブと呼ばれる機器を介してつながります。
- メーカー独自のハブ(IKEAのハブやSwitchBotのハブ)
- 汎用性の高いハブ(アレクサやスマートリモコン)
スマートデバイスの中にはその製品メーカーのハブがないと、他のデバイスと連携できないものがあります。例えばIKEAやSwitchBotなどです。
一方、スマートスピーカーやスマートリモコンのように、複数メーカーの橋渡し役(ハブ)として機能する製品もあります。
まずはどの機器をハブにするか決めてから、それに合わせて製品を揃えると、製品選びがスムーズです。
最初に用意するハブとしておすすめなのは、スマートスピーカーです。
これからスマートホーム化するなら

スマートホーム化は、誰でも気軽に始められます。
まずはスマートスピーカーを「司令塔」に、スマートリモコンやスマートプラグといった便利なデバイスを少しずつ追加していくのがおすすめです。
Wi-Fi環境を整え、「matter」規格対応製品を選べば、メーカーを問わずデバイス同士をスムーズに連携でき、失敗なく快適なスマートホーム生活を始められます。
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