スマートホームで室内カメラを導入したいなら、まず最初に検討すべきなのがAqara（アカラ）のスマートカメラG3ハブです。
「子どもの留守番が不安」「ペットの様子が気になる」といった方が必要とする見守り機能を十分に備え、高画質の室内カメラとして優秀なだけでなく、スマートホームの基盤としても機能する高スペックなカメラです。
Apple HomeKit・Alexa・Google Homeといった主要な機器との互換性が高く、Aqaraのデバイス最大128台を繋ぐ役割もこなします。
本記事では、G3ハブがどのようなデバイスなのかという基本から、購入後すぐに使える簡単な接続・設定方法、そしてセキュリティを万全にするためのプライバシー保護機能の使い方までを詳しく解説します。
Aqara スマートカメラ G3 ハブとは
G3 ハブは、スマートカメラの中でも高解像度カメラとハブ（スマートデバイス同士をつなぐ役割）の機能を兼ね備えた珍しいデバイスです。
そもそもスマートカメラとは？一般的な見守りカメラとの違い
まずスマートカメラとは、インターネット（Wi-Fi）に接続し、スマートフォンやタブレットから遠隔で映像を確認・操作できるカメラの総称です。
一般的な見守りカメラもこのスマートカメラの一種ですが、G3ハブは、単なる見守り機能に留まらない、より高度な機能を持っています。
Aqara スマートカメラ G3 ハブの概要
室内用置き型スマートカメラのG3ハブは、高さ約12㎝ほどの小型で軽量サイズ。
ホワイトの見た目はインテリアに馴染みやすく、付属の耳付きカバーは可愛らしさもあります（カバーは取り外し可能）。
| 型番 | CH-H03 |
| 寸法 | 123.4×85.1×67.8 mm |
| カラー | ホワイト |
| Wi-Fi規格 | ・Zigbee 3.0 IEEE 802.15.4 ・Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n/a/ac 2.4/5 GHz ・WPA3 |
| 総消費電力 | 10W（最大） |
| ビデオ解像度 | 2K 2304×1296p |
| 付属品 | ・スマートカメラG3ハブ ・取扱説明書 ・電源アダプタ ・電源ケーブル |
| ローカルストレージ | MicroSDカード（別売り） CLASS 4以上に対応し、最大128GBまでのストレージに対応。 |
Aqara スマートカメラ G3 ハブの魅力7つ
G3ハブは、室内見守りカメラとして必須の機能が全て揃っているだけでなく、スマートホームデバイスとしても強力な機能が搭載されています。
- 高画質＆暗闇でも映る
- AI認識による自動追尾
- 首振り機能で360°視野をカバー
- デバイスを繋ぐハブの役割
- 7日間の録画履歴がローカルに保存される
- マイクとスピーカー内臓で音声通話ができる
- Apple Home・Google Home・Alexaとの互換性に優れている
高画質＆暗闇でも映る
フェレットが動いたので少しブレていますが、他はピントが合ってくっきり写っています。
G3ハブは、2K（2304×1296p）という非常に高精細な解像度での撮影が可能です。
録画のスクリーンショットを保存する機能を使うと、まるで通常のスマートフォンで撮ったような高画質な写真に驚きます。
さらに赤外線ナイトビジョン機能により、夜間でもクリアな映像のため、室内での動きや不審な変化も見逃すことはありません。
AI認識による自動追尾
AIが動きを認識し、自動追尾するのがG3ハブの魅力です。
例えば、人体追跡を有効にすると、画角内に侵入した人物の動きを自動で追跡し、常にその姿を映像内に捉え続けます。
この追跡機能によって、不審者が侵入した際の映像記録を確実に残し、防犯性を高めます。
自動検知する対象は幅広く、人物・顔・動物・ジェスチャー・動くもの・大きな音を検知して通知することが可能です。
タイムライン表示では、検知されたイベントごとにタイムスタンプが記録されています。
首振り機能で360°視野をカバー
水平方向に340°、垂直方向に45°の首振り機能と組み合わせることで、360°の視野を見渡せます。
動きの速い対象や、広い部屋での動きを常に画面の中心に捉え続け、一番見たいシーンをしっかり記録します。
アプリから手動で角度を調整することもできるので、外出先から見たい方向にカメラを向けたり、部屋全体をグルッと見渡すことも可能です。
アプリ画面中央にある矢印をタップすると、その方向にカメラが動きます。
デバイスを繋ぐハブの役割
映像機能だけでなく、スマートホームのハブ機能があるのも大きな特徴です。
G3ハブは、Aqara製品が採用している低消費電力で安定性に優れるスマートホーム規格「Zigbee 3.0」のハブを内蔵しています。
これにより、最大128台までのAqaraセンサーやコントローラーといったデバイスを接続可能です。
Aqaraのさまざまなセンサーと連携し、防犯性を高めることもできます。
「ハブとは何か？」についてはこちら
Aqaraハブの使用例はこちら
7日間の録画履歴がローカルに保存される
見守りカメラで録画した映像がどこに保存されるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。
Aqaraは留守中の映像を記録するためのバックアップ体制も万全です。
本体にMicroSDカード（最大128GB）を挿入することでローカル録画が可能になります。
Apple HomeKitセキュアビデオを利用すれば、有料のiCloudプランが必要となりますが、録画が自動でiCloudに保存されます。
2025年11月現在は、特に設定せずとも7日間分の録画履歴が残っていました。
この無料期間や無料提供の詳細は時期によって変更される可能性があるため、現在の仕様を必ずアプリ内でご確認ください。
マイクとスピーカー内臓で音声通話ができる
アプリを通じてリアルタイムで双方向の通話ができます。
留守番をしているお子さんやペットに声をかけられるのはもちろん、離れて暮らす両親や高齢の方の安否確認も可能です。
また、室内の異音や泣き声を検知して通知する設定もできるため、映像と音の両方でいち早く室内の異変に気づくことができます。
Apple Home・Google Home・Alexaとの互換性に優れている
G3は、主要なエコシステムであるApple Home・Google Home・Alexaと連携できる製品として認定を受けています。
これらスマートホームに欠かせない製品との互換性が高いということは、色々なデバイスと一緒に使えることを意味しています。
スマートホーム化において挫折しやすいポイントは、デバイスの連携が上手くできない点です。
G3はそんな連携できないという心配の必要がなく、将来スマートホームを拡張したい時にも安心して組み込むことができます。
特にiPhoneユーザーの方はApple Homeと連携すれば、iPhoneのSiri経由で操作することもでき、一気に操作性が上がります。
このように多機能ゆえにオーバースペック気味に感じる方もいるかもしれませんが、価格は1万3千円（税込）と、機能性を考えればコスパ最強と言えます。
もし何年先も不在時に見守りたい存在がいるならば、購入して後悔しない製品です。
Aqara スマートカメラ G3 ハブの接続方法
Aqaraスマートカメラ G3 ハブの接続は、スマートフォンアプリを使って簡単に行えます。
①アカウント登録
G3ハブを電源に接続し、スマートフォンに「Aqara Home」アプリをダウンロードしてアカウントを作成します。
②デバイスの追加
アプリを開き、画面の指示に従って新しいデバイスとしてG3ハブを選択します。
③本体の電源を入れる
アプリの指示通りに本体を接続します。
④Wi-Fi設定
G3ハブは2.4GHzと5GHzどちらのWi-Fiにも対応しています。
カメラがWi-Fiに接続されると、自動的に設定が完了するので、そのあとはカメラの設置場所を決めて、画角の調整などを行いましょう。
Aqara スマートカメラ G3 ハブの注意点
G3ハブを使う時は、以下の点に気をつけましょう。
- Wi-Fi環境が必須
- プライバシー保護機能を活用する
Wi-Fi環境が必須
遠隔操作や通知機能の利用には、Wi-Fi（無線LAN）環境が必須です。
G3ハブは、2.4GHzと5GHzの両方のWi-Fi周波数帯に対応しているため、自宅のWi-Fiがどちらでも利用できます。
Wi-Fi環境は、スマートホーム化するにはどうしても必要になってくるので、現時点でWi-Fiがない方はぜひ導入を検討してみてください。
「スマートホームとは何なのか」についてはこちらをご覧ください。
プライバシー保護機能を活用する
常にカメラが回っていては落ち着かない、プライバシーが心配という方も安心できる「プライバシーモード」機能が搭載されています。
プライバシーモードがオンになると、目を瞑っている顔になり、カメラのレンズが隠れます。
例えば、家主が帰宅したらプライバシーモードをオンにするなどの設定も可能です。
今すぐ撮影を止めたいという時には、アプリの画面からすぐに切り替えることもできます。
部屋の見守りが必要な時間帯だけはカメラをつけて、人がいる時はプライバシーを完全に守るといった、メリハリのついた使い方が可能です。
購入して後悔しない室内見守りカメラ
Aqara スマートカメラ G3 ハブは、単なるカメラの枠を超えた、現在の室内見守りデバイスにおける決定版です。
2K高画質に赤外線暗視モード、AIによる自動追尾、そしてハブ機能という、安心に必要な要素すべてをこのコンパクトな一台に凝縮しています。
特に子どもの見守りや防犯として、動く対象を追いかける必要がある見守りにおいては、360°自動追尾はもはや必須です。
Apple HomeKitをはじめとする高い互換性を持つG3ハブは、各種センサーやデバイスと連携し、あなたの家のスマートホーム化をスムーズに進めてくれます。
高機能と拡張性を考えれば、価格は決して高くありません。
あなたもG3ハブを手に入れて、よりスマートで安心できる毎日を今日から始めませんか。
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