毎日のお出かけや帰宅の際、カバンの奥に潜り込んだ鍵を探すのが面倒で、スマートロックに関心を寄せている方が多いのではないでしょうか。鍵を使わずに顔や指紋認証で解錠でき、オートロック機能によって締め忘れも防いでくれる、防犯性と利便性を両立したスマートロックが今注目を集めています。

かつては導入のハードルが高かったスマートロックですが、最近では日本の多様な鍵に適合するアタッチメントが充実し、工事不要で後付けできるタイプの製品が増えてきたことで、原状回復が求められる賃貸住宅でも簡単に導入できるようになりました。この記事では、賃貸住宅でスマートロックを後付けする際に失敗しないための注意点や気になる費用相場を詳しく解説しながら、今選ぶべきおすすめの最新モデル5選を丁寧にご紹介します。

スマートロックの種類と賃貸での選び方

ここでは、賃貸に住んでいる方が選ぶべきスマートロックの種類について紹介し、他のタイプを比較まで行います。ご自宅のドアへの設置可否を見極めてミスマッチを防ぐためにも、ぜひ購入前にご確認ください。

賃貸に向いているのは工事不要の貼り付け型

賃貸住宅に住んでいる方におすすめなのが、両面テープで鍵のつまみに固定する貼り付け型と呼ばれるタイプです。

貼り付け型であればドアに穴を開ける必要が一切なく、特別な工具も使わないため、DIYに慣れていない方でも数分あれば簡単に設置が完了します。退去時にはテープを剥がすだけで元の状態に戻せるので、管理会社や大家さんに気兼ねすることなくスマートロックを導入できます。

他の種類(交換型・穴あけ型)との違い

シリンダーごと取り替えるシリンダー交換型や、ドアにネジ穴を開けて固定する穴あけ型という種類も存在しますが、原状回復が必要な賃貸には向いていません。

交換型は外した元のシリンダーを数年間にわたって無くさずに保管しておく手間があり、穴あけ型は退去時に高額な修繕費用を請求されるリスクがあります。賃貸住宅でスマートロックを楽しみたいのであれば、貼り付け型の中から選ぶのがおすすめです。

設置可否を必ず確認する

購入ボタンを押す前に必ず確認していただきたいのが、ご自宅のドアの内側にある鍵のつまみ、いわゆるサムターンのサイズや形状がスマートロックに適合しているかという点です。

多くの製品は一般的なしずく型のつまみに対応していますが、最近増えている四角い形状や、つまみ自体が大きいタイプだと取り付けられないケースがあります。各メーカーの公式サイトには、スマートフォンのカメラで撮影するだけで確認できるページが用意されているので、まずは一度ご自宅の鍵を確認してみましょう。

なお、スマートロックの代表的なメーカーであるキャンディハウスの「セサミ」シリーズは、特殊な形状に対してもアダプターを個別に作成するなどして日本の約99%の鍵に対応しており、その圧倒的な汎用性の高さが人気の理由の一つとなっています。

【2026年】賃貸におすすめのスマートロック5選

ここでは賃貸住宅におすすめの後付けできるスマートロック人気モデルを5つ紹介します。解錠方法やコストパフォーマンスなど、それぞれの魅力を比較しながら整理するので、どのモデルが向いているかの判断材料にしてください。

①SESAME(セサミ) フェイス Pro

コストパフォーマンス最強のスマートロックは、キャンディハウスのセサミシリーズです。中でもセサミフェイスProは高い防犯性と機能性を備えた製品で、最新機能である顔認証や静脈認証を備え、ハンズフリーで入室できます。

顔認証の誤認率は0.0001%未満と高い精度を誇り、解錠時間はわずか0.9秒と、スマートロックの快適さを味わうのに最適な製品です。赤外線によって夜間の暗闇でも安心して利用でき、顔の輪郭から立体で判断する顔認証は、メガネや化粧といった変化にも強いです。

静脈認証によって手のひらをかざすだけで解錠できるほか、カード・指紋・暗証番号といった豊富な選択肢があるため、使いやすい解錠方法を選べるのもメリットです。防水防塵の強化により屋外の環境でも高い耐久性を持ち、引っ越してお家が変わっても付け替えるだけで済み、電池さえ交換すれば長く安心して使える設計です。

②SwitchBot(スイッチボット) ドアロック Ultra 顔認証セット

顔認証システム搭載の最新機器で、20通りの解錠方法を備えており、値段は少々高めですが高い品質とデザイン性の良さから人気の高い製品です。シンプルでスタイリッシュな見た目に加えて、木目調のドア用に3色の着せ替えシールが用意されており、ドアとの一体感を重視したデザインは、お家の顔でもある玄関ドアにふさわしいです。公式サイトには取り付け方法や解錠方法の動画や詳しい説明が載っており、サポート面の充実も安心して購入できる理由の一つと言えます。

スイッチボットシリーズでスマートホーム機器を揃えたいという方は、機器同士の接続しやすさやトータルのコスト面から、圧倒的にこちらのスマートロックが向いています。スイッチボットは、スマートカメラやロボット掃除機といった品揃えが良く、「お家を一気にスマートホーム化したい」「デザインの統一感が欲しい」といった方に最初の一歩としておすすめです。

一方で「他のメーカーの機器も取り入れるかもしれない」、「スイッチボットシリーズにこだわっているわけではない」という方は、セサミシリーズの方がコスト面に優れていて、他の機器ともシームレスに接続できるため、最終的な満足度が高い可能性があります。

③SESAME(セサミ) フェイス

SESAME フェイスは、1万円以内に収まる圧倒的に安価な価格でありながら、顔認証や静脈認証といった最新の生体認証機能が搭載されており、抜群のコストパフォーマンスを誇る製品です。上位モデルであるSESAME フェイスプロとの最大の違いは、暗証番号を入力するテンキーがないことで、スリムな見た目を好むデザイン性重視の方やバッテリー持ちを優先したいという方に向いています。

多くの方がスマートロックの導入にあたって「閉め出されるのではないか」と心配しますが、誤認率0.0001%未満を誇る立体顔認証をはじめ、手のひら静脈認証やSuicaなどの交通系ICカード、さらにはスマホのNFCタッチといった豊富な解錠方法が用意されているため、万が一の際も安心です。ただし、これは全てのスマートロック製品に共通して言えることですが、電池切れやシステムの一時的な不具合に備えて、外出時は物理鍵を持ち歩くことをおすすめします。

④SwitchBot(スイッチボット) ロックLite 指紋認証セット Pro

SwitchBot ロックLiteは、専用の指紋認証パッドを併用することで、スマートフォンを取り出す手間を省き、指をかざすだけで一瞬にして解錠できます。機能豊富な最上位モデルのUltraシリーズに対して、Liteシリーズは最低限の機能を備えて価格を抑えたエントリーモデルです。

指紋は最大100個まで登録可能で、解錠時間はわずか0.3秒とストレスフリーに入室できます。偽指紋対策技術の搭載や半ドア状態での警報、ドアの開閉記録をスマホからリアルタイムで確認できるなど、セキュリティ面が強固で一人暮らしやお子様のいる家庭でも安心して使える設計です。

電池切れによる閉め出し対策も充実しており、アプリから電池の残量を確認でき、残量が低下すると本体から音が出てアプリにも通知がきます。電池残量がわずかでも「微電流解錠機能」により電力をかき集めて緊急解錠できるのも、安心できるポイントです。また、多様な形状のサムターンに対応しているため賃貸の築年数を問わず設置できるほか、Apple Watchや交通系ICカードなど解錠方法も豊富なため、スマートロックを初めて使う方にも分かりやすい製品です。

⑤SADIOT LOCK(サディオロック)2

老舗鍵メーカーであるミネベアミツミが手掛けるSADIOT LOCK(サディオロック)2は、長年の歴史に裏打ちされた高いセキュリティ性能と、日本の住宅環境に合わせた堅牢な設計が魅力の製品です。動作の安定性や耐久性に優れているのはもちろんのこと、家族やゲストに解錠権限を付与できる合鍵シェア機能や、お子様の帰宅をスマホに通知してくれる見守り機能など、家族での利用に特化した便利なサービスが充実しています。

工事不要で両面テープで固定するだけで簡単に設置できる一方、サムターンの形状や厚さ、高さによっては取り付けできないため、設置可否は要確認です。解錠方法はシンプルで、スマホを持って近づくだけで自動解錠でき、別売りのリモコンでも解錠できます。警備大手のALSOKと連携したホームセキュリティサービスにも対応しており、単なる便利ガジェットの枠を超えた防犯設備としての信頼性を求めている方に最適です。

スマートロックで新生活を始めよう

今回は賃貸住宅でも安心して導入できる、後付けタイプのスマートロックについて詳しくご紹介しました。 かつては設置のハードルが高いと思われていたスマートロックですが、現在では日本の多様なドアに取り付けできる製品が充実し、両面テープで誰でも簡単かつ強固に取り付けられる環境が整っています。

スマートロックの設置可否は、サムターンの形状によりますが、代表的なメーカーであるセサミスイッチボットの製品なら、付属のアダプターにより99%のドアに設置可能です。この機会に、最新のスマートロックで帰宅時の手間を省き、ストレスフリーな新生活をスタートさせてみてはいかがでしょうか。