忙しい朝、身支度をしながら今日の予定や天気を確認できたら…そう思ったことはありませんか?
SMARTWIZ+ミラーは、そんな願いを叶えるスマートミラーです。
現在は欧米向けに販売されている製品ですが、2025年7月から日本語対応で販売されます。
今回は日本語版の販売に先駆けて、いち早く英語版をレビューし、使い心地や設定方法、そして連携によって広がる可能性を余すことなくお伝えします。
アレクサやGoogleカレンダーとの連携も実際に試したので、接続方法も詳しく解説します。
SMARTWIZ+ミラーとは?
SMARTWIZ+ミラーは、鏡としての基本機能に加えて、IoT技術を搭載したスマートミラーです。
ディスプレイを内蔵した鏡の表面には、インターネット接続を通じて様々な情報やコンテンツが映し出されます。
最大の特徴は、スマートホームの中心的な存在(エコシステム)として、複数のデバイスを同時に接続して操作できる点です。
製品名 | SMARTWIZ+ mirror |
型番 | SM215-X8M-A1 |
寸法 | 324(W)×581(H)×60(D)mm |
重さ | 4.5kg |
Wi-Fi規格 | 802.11b/g/n 2.4GHZ, BLE 5.0 |
入力電力/電流 | 12V/3.0A |
容量 | microSDカード対応(最大512GB) |
使用環境 | 屋内、0℃〜40℃、10%〜85%(RH) |
セットアップ | 本体を電源に繋ぎ、画面の指示に従う(Wi-Fiに接続する必要あり) |
SMARTWIZ+ミラーを使用するには、Wi-Fi環境が必須です。
重さは4.5kgと少し重量感がありますが、付属のネジで壁に設置することができます。
初期設定の方法は、以下の通りです。
①SMARTWIZ+ミラーを電源に繋ぐ
②自宅のWi-Fiに繋ぐ
③ソフトウェアのアップデートをする
初期設定は簡単で、ミラーを電源に繋ぎ、画面の指示に沿って進むとすぐに完了します。
SMARTWIZ+ミラーとデバイスの連携方法
今回はSMARTWIZ+ミラーをスマートホームの中心として機能させるため、以下のデバイスを連携します。
- アレクサ(スマートスピーカー)
- Zigbeeブリッジ(ハブ)
- 振動センサー(Matter対応エンドデバイス)
- 人感センサー(Matter対応エンドデバイス)
- 温湿度計(Matter対応エンドデバイス)
スマートデバイスを連携する際、通信規格(Wi-FiやBluetooth、Matterなど)の違いが問題になることが多いですが、今回はSMARTWIZ+ミラーを含めてすべての製品がMatter対応なので安心です。
Matterとは、異なるメーカーの製品でも互換性を持つIoT共通規格のことです。
ここで、SMARTWIZ+ミラーと連携するには、以下の事前準備を済ませておく必要があります。
- Zigbeeブリッジとエンドデバイス(振動センサー、人感センサー、温湿度計)を連携する
- アレクサとZigbeeブリッジを連携する
アレクサとZigbeeブリッジを連携すると、アレクサアプリからZigbeeブリッジ、振動センサー、人感センサー、温湿度計が確認できるようになります。
また、SMARTWIZ+ミラーとの連携完了時のイメージはこちらです。
アレクサとZigbeeブリッジの連携が外れたように見えますが、SMARTWIZ+ミラーを経由して繋がっています。
そのため、アレクサに「アレクサ、部屋の湿度を教えて」と話しかけると答えてくれて、アレクサアプリからデバイスの状態を確認することもできますよ。
SMARTWIZ+ミラーとZigbeeブリッジを繋ぐ方法
まず、SMARTWIZ+ミラーとZigbeeブリッジを連携します。
SMARTWIZ+ミラーとZigbeeブリッジを連携する手順は、以下の通りです。
①アレクサのアプリでZigbeeブリッジ(gateway)を選択し、「他のアシスタントとアプリ」を選択
②「もっと追加」を選択
③表示される11桁の番号を控える
④SMARTWIZ+ミラーの+ボタンを押し、「Add device」を押す
⑤「Add device using paring code」を押す
⑥「Add device wifi」を押し、③で控えた11桁の番号を入力する
⑦画面の指示に沿って進む
これで連携が完了し、ミラーから温湿度計の確認や振動センサーの通知を受け取ることができるようになります。
SMARTWIZ+ミラーとアレクサを繋ぐ方法
SMARTWIZ+ミラーとアレクサを繋ぐ手順は以下の通りです。
①アレクサアプリからZigbeeブリッジとアレクサの連携を解除する
②SMARTWIZ+ミラーの「Aggregator1(Zigbeeブリッジ)」を押す
③下部の「Enable Pairing Mode」を押すとQRコードが表示される
④アレクサアプリで「デバイスを追加」を押し、ショートカットからMatterを選択し、QRコードを読み込む
これで連携が完了し、アレクサアプリから再びZigbeeブリッジ、振動センサー、人感センサー、温湿度計が確認できます。
SMARTWIZ+ミラーで家全体の状態が分かる
ミラーと複数のデバイスを連携すると、家全体の状況を一目で確認できました。
今回連携したデバイスはこちらです。
- 振動センサー
家具や設備の異常な振動を検知し、安全性向上に役立ちます - 人感センサー
部屋内の人の動きを検知し、省エネや防犯対策に活用できます - 温湿度計
室内環境をリアルタイムでモニタリングし、快適な空間づくりに役立ちます
温湿度計を連携したことで、鏡を見るたびに部屋の温度や湿度を気軽にチェックできるようになりました。
さらに、温度変化の記録に加え、人感センサーや振動センサーの通知記録も確認でき、全ての情報が鏡に集約されているのが実感できます。
今後さらにデバイスを追加すれば、できることが増えていくでしょう。
また、ミラーの機能を活用することでさらに便利になります。
- シーン:照明の明るさを30%にする「就寝用の空間」など、複数のデバイスをまとめて操作し、特定の状況を作り出すことができます。
- オートメーション:夜22時に「就寝用の空間」になるように自動で設定するなど、特定の条件やトリガーによって自動操作できます
- ジェスチャー:内蔵カメラでジェスチャーを読み取り、ピースサインでスピーカーからニュースを流すなど、声を出さずに操作できます
デバイスをまとめて操作できるだけでなく、身振り手振りで操作できるのも魅力です。
自分の習慣に合わせてカスタマイズしたり、ぴったりの設定を探すのも楽しい時間になるでしょう。
SMARTWIZ+ミラーで予定とタスクを確認する
朝の支度中や夜のリラックスタイム、私たちは意外と鏡の前にいる時間が長いもの。
SMARTWIZ+ミラーとGoogleカレンダーを連携させれば、そんな時間に予定やタスクをサッと確認できます。
例えば、朝の歯磨きの時に今日の最初の会議の資料をチェックしたり、夜のスキンケア中に明日の持ち物をリストアップしたり。
将来的には、明日の天気に合わせた服装のアドバイスや、通勤電車の遅延情報まで、鏡が教えてくれるかもしれません。
いつもの鏡が、あなたの生活をちょっと便利にするアイテムになる予感がしませんか。
SMARTWIZ+ミラーの使い心地
SMARTWIZ+ミラーを使ってみて感じたのは、「面白い」「ちょっと便利」「もっと活用したい」という気持ちが自然と湧いてくること。
大きな鏡がワンタップで美しい液晶画面に変わる瞬間には、驚きとともに未来を感じるはず。
天気や気温だけでなく、室内の温度や湿度など、暮らしに欠かせない情報が一目で確認できる点も魅力的です。
さらに、連携するデバイスを増やすことで使い心地は格段に向上し、ミラーの役割もより大きくなるでしょう。
SMARTWIZ+ミラーは、新しい時代の暮らしを届けてくれる一台です。
日本語対応版は、2025年7月に販売を予定しています。
さらに便利になったSMARTWIZ+ミラーを使える日が来るのが待ち遠しいですね。